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層と層を架橋する何か


蜃気楼に微睡む地平をみたとき、昇華された大気が宇宙に霧散するさまを捉えたとき、ある人間は、白と黒の漸近線上に立ち竦む。

私が私を支配すると信じると途端に、気の滅入るような生々しい本体が横たわっているのを知って、面食らう。


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